"SAMURAI DOG" The Road to Crufts 2019 #6
"サムライドッグ" 〜Crufts2019 への道〜 第6回
今回は会場のバーミンガムまでのリアルな道のりを画像多めでご紹介♪
3月4日
いよいよ出発当日を迎えました〜。
な、なんと関西のトレーナー仲間が、必勝メッセージを届けに成田まで見送りに来てくれました。やる気1000倍っす。
本当にありがとうございます!
飛行機に乗ったら12時間トイレに行けないので、空っぽになるまで出し尽くしまして。
今回の航空会社はANAさん。
前回スイスの時はなかった逸走防止のネットを巻かれまして、
コテツ、しばしの別れじゃ!
再会はベルギーのブリュッセル空港です。
機内には今回もサニーの分身に同乗してもらい・・・
やる事ないので、映画三昧(笑)
気持ちを鼓舞するためにも「ボヘラプ」と一番見たかった「グリーンブック」も見れて、ANA様に感謝です。
どちらも挑戦し続けるミュージシャンが最高!!
(この時点で自分もやりきったかのような錯覚に・・)
そんなこんなしているうちにベルギーに到着!
現地時間15:00。
元気に降りて来たコテツ君。まずやる事は、超長ションだー!
そこからはレンタカーを借りまして、
一切ベルギーを堪能する事なく(笑)フランスのカレーを目指してカっ飛びます。
ベルギー&フランスは、左ハンドルで右車線。日本と反対ですね。
いつ国境をまたいだのか、誰も教えてくれないまま、おおよそ3時間でフランスのカレーに到着。
本日のお宿にチェックイン。
ふぇ〜移動だけでクタクタだ〜。
EU間の国の移動って不思議ですね〜。
いつの間にかお隣の国に入ってる感覚。
日本に住んでると感じたことがなかったので、面白かったっす。
さて一夜明け3月5日
カレーでの朝食。
パンうまっ!!さすがおフランス!
はい、フランスも堪能する暇なくホテルを出発。
本日の山場である、ユーロトンネルからのイギリス入国を目指します。
実はこの旅の一番の気がかりはここ!
イギリスに犬を連れて入る入国検査、ペットレセプション。
ここまで来て、書類の不備などで犬がイギリスには入れなかったという話もチラホラ(汗)
そんな事になってはCruftsどころではありましぇ〜ん。
入ってみると他にもたくさんのワンコが来ていました。
コテツもちょっと緊張の面持ち。
10分後、何の問題もなく入国OKがでましたー!
良かったー、これで本当にCruftsに出られます(笑)
許可証をペタッと窓にはり、入国ゲートへ。
係員にCruftsに行くと話すと、めっちゃ盛り上がって手続き完了。
なんと車のまま列車に乗り、列車でドーバー海峡の地下トンネルを一気に越えようという代物。誰がこんな事考えたんでしょう!!
いざ、乗り込みます。
SFっぽくて、超興奮!!!!!
いやっほーい!
動画もどうぞ。
「何をそんなに興奮してんですか?」的な感じ(笑)のコテツ。
37分でイギリスのフォークストンに到着!
すでにこの旅3カ国目。
ここからはややこしい事に、左ハンドルで左車線に!
日本で外車乗ってる気分です。乗った事ないけど(笑)
せっかくなのですこーし寄り道して観光もね。
昔ながらの建物に小さなお店がたくさんある、ボートン・オン・ザ・ウオーターにて。
街をブラブラ。
パンケーキ&ティーのセットを頂きました。
満面の笑みですね〜(笑)
そこかしこで桜が綺麗に咲いていました。
そしてBiburyという街へ。
ここはイギリスで一番綺美しい村と言われているところ。
中世に作られた独特な黄色がかった石造りの家がすごく素敵でした〜。
佇む二人。
ん、川が気になる?
ん、カモ気になる??
入るなよー!
危うく飛び込まれるところで何とか止めました〜。
スイスの二の舞にならずにすみました(笑)
そしてイギリスでもウンチ専用ゴミ箱発見!
さぁ少し寄り道したあとで、やっと最終目的地のバーミンガムに到着!!
良かったね、コテツ(^.^)
夜はバーミンガム中心街をブーラブラ。
こちらのいい感じの建物は博物館。
わさび?
わがまま?
とにかく日本食は流行っている模様(笑)
今日は色々行ったな〜、ムニャムニャ・・・
そして、日程3日目の3月6日
朝食でリンゴをむしゃむしゃ・・って俺のなんだけど(笑)
ホテル暮らしもだいぶ板について来ました。
今日はイギリスらしく雨が降ったり止んだりのお天気の中、Crufts2019の会場となるNECホールの下見に出かけました。
空港から直結の通路には、犬関連の広告がいっぱい!
ホールの中は慌ただしく準備中。
我々が踊るメインアリーナは一番奥のバカでかい建物。
残念ながら中は覗けず外観だけ〜
裏側にはTVクルーでしょうか?イベントの規模の大きさがよく分かります。
だんだん実感が湧いて来たところで、下見も終了。
コテツのお楽しみタイムで、ホテルの近所の公園にお散歩〜。
イギリススタイルで行ってみました!
バーミンガムにて。公園までイギリス風に🇬🇧リード付けずにお散歩^_^#sunnysidedogs #caninefreestyle #crufts2019 #ドッグダンス #ボーダーコリー
公園到着〜^_^#sunnysidedogs #caninefreestyle #crufts2019 #ドッグダンス #ボーダーコリー
広くて芝生で大喜び!
リフレッシュできたようです〜。
うちの近所にもこんな公園が欲しい〜〜
(この中にお散歩中のワンコが3頭いますよ〜)
縁起良く虹がでて3日目も終了。
どこ見てるかと思ったら、足元の枝(笑)
さぁいよいよ明日から4日間に渡る大イベント、Crufts2019の開幕です!!!
我々は9日に本番を迎えますっ!
第7回に続く。
To be continued.
"SAMURAI DOG" The Road to Crufts 2019 #5
"サムライドッグ" 〜Crufts2019 への道〜 第5回
はい、明日3/4にいよいよ日本を発ちます〜!!!!!
先日は最終調整ではあとわんこファンマッチに参加させて頂きました。
なんとか吠えも出ずに形になりまして、ホッと一息。
たくさんの方から餞別や国旗に応援コメントも頂き本当に大感謝です!
ドッグダンスを愛する日本のプレイヤーの代表として、誇りを持ってCruftsに挑んできたいと思います!!
緊張したら書いてもらった国旗のコメント読んで心を落ち着かせようと思いますっ。
他にも道中の安全祈願のお守りやだるまも頂きました〜。
旅の安全祈願のだるまは色がオレンジなんだそうです!
早速片目を入れました〜。
ちなみに我々が出場する「Freestyle International Competition」は、3/9(土)の日本時間22時からスタート予定です。全12カ国中、コテツ侍はトップバッターです!!
下からライブ動画が見られますので、是非応援して下さいね〜!
どこかでパブリックビューイングしてくれてもOKです(笑)
さーて準備万端、と言いたいところですが、出発直前に待ち構えているのが動物検疫。
もう数ヶ月も前から動物検疫所とやりとりを重ね、犬を連れて出国するための書類と、帰ってきて日本に入国するための書類を作成してました。
それだけでも、もうヘロヘロ(笑)
そして今日コテツを動物検疫所に連れて行き、検疫検査(身体検査)を受けて問題がなかったので、無事「輸出検疫証明書」が発行されました。これで晴れて出国ができます!
検疫所でのコテツ君。「あれ、ここ何ヶ月か前にも来たような・・・」
ギクっ!
さて今回は「Crufts2019」の会場であるイギリスに犬と渡航する訳ですが、イギリス入国に際しては「エキノコックス」の駆除が義務付けられています。
しかも駆除の条件が以下のように指定があって細かい!
To be continued.
"SAMURAI DOG" The Road to Crufts 2019 #4
"サムライドッグ" 〜Crufts2019 への道〜 第4回
や、や、やばいー!Cruftsまでいつの間にかあと1ヶ月です。
2月って28日しかない事に気付き、数えてみたらあと31日後に本番ということが判明〜。
とりあえずFBにCruftsオフィシャルフォトフレームがあったので、ミーハーに作成してみました(笑)
犬たちはというと、
年の数だけ豆を食ったりして、まずは健康祈願。
いやいや、ダンスの方の準備はどうなってんだ〜!
との声が聞こえてきますが、順調?に調整しておりますよ〜。
まずは振り付けのブラッシュアップを!
という事で富田雅美先生のところに再び駆け込み。
武士らしく強く見える基本の立ち方が大事。
内腿に力を入れて、お尻を締めて、お腹は出さずに腹筋を引き上げて、肘を広げて大きく立つ!!どうしても腹がでちゃう、難しい〜。
一つ一つの動きをチェックしてもらいます。
よりダイナミックに!ヨイショ!
翌々日くらいに筋肉痛に(笑)
そしてコテツとの最近の練習はこんな感じです〜。
今更ですが、動きの良くない部分はコテツに自信をつけてもらう必要があるので、コツコツ部分練習を。オヤツもあげまくりです。
前回までの課題への取り組み状況ですが、
《Cruftsへの課題① 吠えない!》
取り組みの成果かどうかは不明ですが、だいぶいい感じ。
このまま本番を迎えたいですね〜。
《Cruftsへの課題② エンターテイメント性を高める!》
犬を活かすよう、振り付けの細かいポイントも意識できるようになってきました。
《Cruftsへの課題③ 人犬一体度UP!》
ハンドラーが犬を見る余裕がでてきたので、犬のムーブとのシンクロ度が上がってきました。
そして、最後の課題はコチラ!!
《Cruftsへの課題④ コンディション調整》
何と言っても我々おじさんコンビ。しっかり体と心のコンディションを整えて本番に臨みたいところです。
ルーティン全体を通す練習は、やればやるほど疲弊していくので、3〜4日に1回やるかやらないか、というペースで調整しています。直前になって焦って詰め込み練習しても、経験上全く良くなりませんので(笑)これホント。
とにかくコテツの健康状態のキープと疲労のケア、精神的な自信をつける事に集中してあと1ヶ月頑張りたいと思いますー。
と言いつつ、私は久しぶりに先日胃腸炎になりまして望まぬ減量に成功しましたが(笑)みなさん気を付けて下さいね〜。
さて、Crufts2019の会場はイギリスのバーミンガム。
我々の向かうルートはこんなんです。
まずは飛行機でビューンとベルギーのブリュッセルに入りまして、
そこからは陸路(レンタカー)でフランスのカレーまで行き、
なんだかドキドキしてきました〜。
最近いい感じの緊張感が高まってきたようで、家族に「夜中うなされてたよ」と言われることが数回あり(笑)
ここまできたら、あとは開き直るだけだ〜!
第5回に続く。
To be continued.
"SAMURAI DOG" The Road to Crufts 2019 #3
"サムライドッグ" 〜Crufts2019 への道〜 第3回
もう12月。寒くなってきましたね〜!
コテツ&サニーは寒さも関係ないようでこの笑顔(笑)
そしてあっという間にCruftsまであと3ヶ月・・・・
わたくしはビビッてブルブルッと、いやいや武者震いが出ちゃう今日この頃です(汗)
が、引き続きCruftsに向けての調整の日々を送っております〜!
毎週のように山中湖あたりをウロウロしていまして、
先々週は「はあとわんこファンマッチ」
先週は「Fuji FUN STAGE 2018 Winter」
にお邪魔して踊ってまいりました〜♪
さすがにコテツも「またココですか?!」みたいな顔してる(笑)
まずは、だいぶ形になって来た「Fuji FUN STAGE 2018 Winter」での演技をご覧くださいー。
んんん〜〜〜65点!
といったところでしょうかー。
でも本番前3ヶ月の時点にしては、新構成もなかなかまとまって来ていると思います。最終的にはワンワンパーティーになりましたが(笑)コテツくん良く頑張ってくれています。
前回のブログまでにあげていた課題、
《Cruftsへの課題① 吠えない!》
に関してはメンタル面を整える取り組みを続けつつ
《Cruftsへの課題② エンターテイメント性を高める!》
については魅せる構成に変更した部分が少しづつお互いこなれてきました。
まだまだではありますが、今回は次の課題も意識して演技してみました。
その課題とは《Cruftsへの課題③ 人犬一体度UP!》です。
分かりやすく言うと、ハンドラーの振り付けと犬のムーブのシンクロ度を上げる!
「静と動」静止と動き出しのタイミングを正確に合わせる、とも言えます。
これは先日のDDJPジャッジのポリーナさんにも指摘して頂いた部分でもあり、このシンクロ度が高く正確であるほど、一体感が生まれて見ている人に感動を与えられる部分だと思っています。
例えば、
こんなところや、
あんなところ、
我々こういう細かい所が苦手なんですが(笑)
しばらく部分練習をコツコツ楽しく続けて、人犬一体度UP!していきたいと思います〜。
あと「Fuji FUN STAGE 2018 Winter」の動画を見直ししていて気づいたことがひとつ。最後のビッグサークルの部分で吠えてしまったのですが、真っ直ぐ走る時は吠えず、カーブしてリング際を走る時に吠えているような・・・?!
普段の練習ではだだっ広い原っぱの周囲に壁や仕切りのないスペースを全力で走らせていますが、ほとんど吠えは出ません。
競技リングでビッグサークルをする時は、フェンス際で急に減速カーブして走らなければいけない事がストレスなのかも!!
Cruftsの会場はフェンスも一切ない超広〜いスペースだから意外に吠えないのでは!なんて(笑)もう少し検証の余地はありますが、そのストレスを軽減するような練習もアリかもしれません・・
そして「はあとわんこファンマッチ」ではSunnySideDogsの生徒さんが、Crufts応援カンパ箱を設置してくださいました!
たくさんの応援メッセージとカンパを本当にありがとうございます。
そしてはあとわんこファンマッチ 、Fuji FUN STAGE 2018 Winter のスタッフの皆様、大変お世話になりました。
さらに一段ギアを上げて、最終調整に入っていきたいと思います〜!!
・・・と意気込んで山中湖から帰ったら、暖かいソファで丸くなる2頭。
そうだね。
最近根詰めすぎだったから、休憩してからボチボチいきましょう〜(笑)
第4回に続く。
To be continued.
"SAMURAI DOG" The Road to Crufts 2019 #2
"サムライドッグ" 〜Crufts2019 への道〜 第2回
あ、さぁ〜てさてさて、第2回ぃぃ!
と、無理やり時代劇調に始まってみました(笑)
OECスイス大会から帰ってきてからというもの、だいぶ気が抜けてぼーっとしていましたが、これではマズイという事でやっと再始動。
今までのサムライルーティンに大胆にメスを入れ、先週行われた「DogDanceJapan 2018 Autumn」に参加してまいりました〜。
構成もだいぶイジったのでコテツも自分もまだあっぷあっぷ、ということもあり競技部門ではなくファンショー(オヤツあげてもよし部門)で調整参加でした!
とりあえず動画でどうぞ!
ファンショー部門のため採点はされませんが、ジャッジのPolinaさんがとても参考になる改善ポイントをたくさん書いて下さいました↓
・始めと終わりの部分で犬の尻尾が下がり萎縮していたため印象が良くない。
・犬がハンドラーに足を掛ける際の見せ方を変えた方がいい。
・走り出しのハンドラーと犬が接触して転ばないよう注意を。
・犬のクロスウォークをより正確でより長くできるとよい。
・吠えをやめさせる。
・ハンドラーの腕の中でのロールは危険に見える。
・遠隔前進を正確にする。
・ラージサークルで犬を興奮させ過ぎない。
・ハンドラーが思うより早く犬がムーブやポジションを終えてしまう箇所があった。
・木刀の軌道が低く犬に接触する危険のある場面が1箇所あった。
Polinaさんは先日のOECスイス大会でもフリースタイルとHTMの両方で上位入賞のすごいお方!世界で評価されるポイントを熟知されているので、我々が何とかごまかしている部分をズバッと指摘してくれています〜。
更にアニマルウェルネスに関するポイントを本当にシビアに見てくれています。犬の体と心の負荷をいかに少なくし、犬がハッピーに作業できているかを大切にしているのがコメントからもビシビシ伝わってきます。
さっそく次の演技の機会までにできる限り改善に取り組む所存!
そして今回は、第1回で書いた《Cruftsへの課題① 吠えない!》
のために、今までの吠え対策以外に以下の取り組みにも着手してみました!!
・ウォーミングアップに落ち着いて四肢を使うエクササイズを取り入れた。
・気持ちを穏やかにするフラワーエッセンスを使ってみる。
・犬が追いつけないスピードの連続ムーブはやめてイライラさせない。
・吠え易いラージサークルを最後に持っていく。
・入場時に欧米並みの歓声で迎えてもらい慣らす。
※みなさん歓声奇声のご協力ありがとうございました!
・出だしの新しい構成部分はトリーツをあげながら混乱を抑える。
・本番と同じ環境で吠えたら作業を中断する。
などなど・・・
これらは新しい構成への理解が深まるまでは効果がはっきりしないので、しばらく継続して検証していきたいと思います。
そして《Cruftsへの課題② 》は、
エンターテイメント性を高める!です。
何と言っても、Cruftsはオーディエンスの数が半端なく、数千人いるとか!?
ひょえ〜。
渋いサムライが好き、なんて言ってられないので、より見ていて楽しい物にしたいと思います。
そのために今回、ドッグダンスにも造詣が深いダンスインストラクターの富田雅美先生にもアドバイスを頂き、表現面を大胆に改革している最中。
改革ポイントはこちら!
・大胆に「マゲ」を結って顔出ししてみた。
「顔を隠した方が体だけで表現をしないとならず、より上級者のダンススキルが求められる」との先生のご指摘もあり、しっかり表情が分かるよう編笠は卒業!
思いっきり顔芸に頼っていきたいと思います(笑)
・大胆にオーディエンスが日本を意識しやすい歌舞伎ライクな振り付けも入れる。
今まではできるだけ正しい剣術の型を・・・なんてできもしない事を考えていましたが、魅せる表現の方が大事だなとハッといたしました(汗)今更ですが!
・大胆に構成も手をいれてみる。
(其の一)序盤は堂々とじっくり見せ、徐々に盛り上がりを演出。
(其の二)チャンバラ好きな海外の方向けに対決シーンを割増し。
(其の三) 一番盛り上がるであろうラージサークルを最後にした。
といったところで、より大胆なエンターテイメント作品になるのを乞うご期待!
そして、とてもとても嬉しい事がありました。
「DogDanceJapan 2018 Autumn」主催の大塚さんがCrufts応援カンパボックスなるものを設置して下さいました。応援メッセージ&カンパを沢山の方に頂き、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!!
お、重いっす!(コテツ談)
皆さんのお気持ち確かに受け取りましたー!
もっともっといい演技ができるよう頑張りたいと思います。
第3回に続く。
To be continued.
〜おまけ〜
サニーはというと、同じ「DogDanceJapan 2018 Autumn」のFreestyle Advance Class(上級クラス)に初参加!なななんとビックリ5位入賞させて頂きました。
「手の輪っかにマズルを突っ込む」という地味なトリックも人知れず成功!
動画もどうぞ〜。
20181117 DDJP Freestyle Advanceclass SUNNY
サニーもお疲れさん♪
"SAMURAI DOG" The Road to Crufts 2019 #1
"サムライドッグ" 〜Crufts2019 への道〜 第1回
はい、という事で前回のブログでのビックリニュース。
テツロウ&コテツチームで、あの「Crufts2019」のインターナショナルフリースタイルコンペティションに出場できることになりました!ワァ〜ドンドンパフパフ♪
3月に行われる「Crufts2019」までの道のりを、綴って参りたく候。
とりあえず第1回なので、お辞儀 m(__)m
まず「Crufts」とは、1891年に始まった125年以上の歴史のある世界最大のドッグショーなのです。
コチラがその歴史を紹介する動画。
Celebrating Crufts 125th Anniversary with Peter Purves
Cruftsインターナショナルフリースタイルコンペティションとは、世界11カ国から各国1名のみ出場ができる大会です。
こんなスゴイ雰囲気!!!
Heelwork to Music - Freestyle International Competition Part 1 | Crufts 2018
今回出場が決まるまでの経緯を少々お話しますと・・・
出場するための条件は、
1、先着11カ国の申し込み。
2、同国から複数の申し込みがあった場合はCruftsが1名を選出する。
というもの。
OEC日本代表に選んで頂いた今回、コテツも8歳、この機会が最後になると思い一か八かエントリーしてみることに。先日のOECスイス大会に出発する前にエントリー募集が始まったので、急いでエントリー書類をイギリスに送付して出発。
スイスから帰ってくると、Cruftsから一通のメールが届いていておりました。
「 I can confirm you are officially entered to represent Japan.」
っこ、これは!グーグル先生に翻訳していただくと、
「日本を代表して正式に入国したことを確認できます。」
ん〜出場できるってことでしょう、多分!
選出してもらえた理由などは一切分かりませんが、日本らしいルーティンであると認めてもらえたんじゃないかと勝手に考えています(笑)
ただ、決まってからというもの、その重圧たるや・・・
日本の代表として自分とコテツが!
あのCruftsの舞台で!
夜も眠れない・・・ことはないんですが、考えると手に汗ジットリ。
な毎日です。
(彼はつゆ知らず・・)
さぁそんな事言っても言わなくても、あとたったの4ヶ月。
できる事をするしかない〜〜〜〜。
課題は山積みですがまずは第一にこちら。
《Cruftsへの課題① 》
コテツに吠えないで踊っていただく!
OECでも「吠えさえなければ・・・」といろんなフリースタイラーの方にも言って頂けたのを究極のプラス思考で「吠えなきゃイイ線いってる!」と受け取りました(笑)
この問題はコテツが2歳でコンペデビューして以来、6年間格闘している問題でもあります。が、まだ何かできることがあるはず!!
あと4ヶ月、吠えないために、まだやっていない事を探っていきたいと思います。
ここ数年、競技会前にはメンタルを整える事を重視して、吠えずに踊れる結果が伴ってきていたんですが、初の海外OECの舞台では全く通用せず、激吠え〜でした(汗)
もう一度吠えについて考えてみます。
《コテツの吠えの原因は?》
1、素早く動くことによる興奮
2、体の動かしにくさによるフラストレーション
3、出された指示に対しての自信のなさからくるストレス
4、環境によるストレス(興奮も含む)
5、ハンドラー自身のメンタルの影響
6、犬自身が1〜5の影響を受ける事で総合的にメンタルの余裕が無くなるから
主にこんな所だと分析していますが、実は上記の1〜3についてはある程度克服できている自信がありました。時間をかけて以下のような対策を取ってきました。
1に対して)インパルスコントロールをかけてから動かし、少しでも吠えが出たらトレーニングを中断してタイムアウトする。
2に対して)関節の可動をよくするエクササイズを増やし、加齢から負担の大きいムーブを減らす。
3に対して)振り付けを見せつつ、部分的な繰り返しのオーバートレーニングで自信を持たせる。
また、4〜6については、落ち着かせるエクササイズをしたり、会場での馴致を時間をかけて行い、何度も出場しているコンペ会場の環境(Woofなど)では影響を受けにくくなっている実感もありました。
が、しかし!
OECの本番は見事に吠えてしまいました〜 (>_<)
ということは、あの初めての環境下(観客が欧米ノリで超盛り上がってる!)での4〜6の影響がやはり大きいのでは?
《今から取り組める事は?》
とにかくコテツとワタクシの更なるメンタルトレーニグ!!!!
・「Crufts」ばりの環境を想定して、いろんな局面でトライ。
・メンタルを安定させるあれやこれや、まだ手を出してないものにもトライ。
という事で、いろんなファンマッチやコンペにお邪魔して行く予定です。
みなさん、その場に居合わせたら、ぜひ「欧米的な」スタンディングオベーションや掛け声などで迎えて頂き、メンタルトレーニングに力を貸してください〜!
あとは、編笠やめてこっちにしようかなぁ・・・
第2回に続く。
To be continued.
SWISS OEC 2018 のご報告 & ビッグニュース♪
SWISS OEC 2018 のご報告~♪
行ってまいりましたOEC!
正式名称「Open European HTM & Freestyle Championship 2018 Swiss」
ヨーロッパ各国で毎年開催される正にドッグダンスのW杯ですね。
チームジャパンは今回が初参戦。
この写真一番好きなんです。みんなのワクワクした笑顔が超ステキ!
そして、コテツとわたくし、初めてのOEC、初めての海外遠征、初めての飛行機、と初めてづくしの旅。
まず先に、こちらが我々のOECでの演技です。動画でどうぞー。
結果はというと、フリースタイル部門43位でしたー!
パフォーマンス自体は悪いものではなかったのですが、バーキング(吠え)による減点と、途中に私がコテツの体を触ってしまった箇所があり、触れて犬をコントロールしようとした過剰な誘導操作のマイナスポイントも恐らくあったようです。
コテツは今できる範囲でのいい動きをしてくれていたので、正直悔しい気持ちが残ります!でもね、本当によく頑張ってくれました😂
ありがとう、コテツ!
この本番を迎えるまでの道のりは遠かったぁ~
以下、出発からのご報告です。
(1日目)
出発。
成田からチューリッヒまで直行便で約12時間。果たしてコテツは耐えられるのだろうか?
こればっかりは練習する事もできないので、ぶっつけ本番。
トイレに行きたくなるとかわいそうなので、最小限のご飯と水を与え、空港駐車場の隅っこの地面でオシッコが空っぽになるまで絞り出してから(笑)チェックイン。
さぁ離陸。
スイス航空では8kg以下の犬ならクレートに入れて機内持ち込み可!
一緒に行った美羽ちゃん、オリオン、クラウン、の小型犬達は機内で静かにお母さんの足元にいました。
ウチのコテツはどうしてるかな?なんて考えると、どんどん心配になるので、英語でイマイチ意味の分からない映画を何本か見ている内に、チューリッヒ到着!ほとんど寝れなかったぁ~。
さぁコテツとの感動の対面もそこそこに急いでおトイレに連れ出します。
今まで見た中で最長のオシッコタイム!!
よく我慢した~えらい!!
もう旅の目標を達成したような気分に(笑)
そしてスイスは思ってたより暑かった。勝手に雪山のイメージしてました。
すみません、スイス。
ここから3時間ほど関西から来るチームジャパンメンバーの便を待ちます。
チューリッヒ空港内を散策しようかと思ったら、あれ?
普通に空港内を犬連れの人が歩いているじゃあーりませんか!?
そうでした、スイスはほとんどの室内施設で犬同伴OKなステキな国でした。
スケボーやキックスクーターはダメだけど犬OK!
ウロウロ散策楽しみました。
その後、無事に全員(全頭)合流して、3台のレンタカーに10頭の犬を乗せてホテルに出発。
到着すると22時過ぎのためもう寝るだけ~。
部屋に入って荷解きしてる間に、早速くつろいでいる方が(笑)
突っ込む暇もなく、バタンキューでした~。
(2日目)
朝起きて朝食はビュッフェスタイル。
もちろん犬同伴OKなので嬉しくて連れてくと、そりゃおねだりされます(笑)
この日は唯一のオフ日で、OEC会場となるスイスドッグアリーナまでの道順を確認するためにみんなでドライブ。
ナビに騙され(笑)ながら、予定の倍以上の時間をかけて会場に到着!
決戦を前に、とりあえず記念写真をば。
外から見るだけでも、とっても立派な犬専用施設。日本にもこんなところがあったらなぁ~、とみんなでつくづく。
そのあとはフリーの時間があったので、コテツと近くの綺麗な街並みをロング散歩しました。犬のウンチ専用のゴミ箱が街中に等間隔に配置されていて、犬との関わりの深さを改めて感じました。
紅葉している川沿いの木々が綺麗で心洗われていたら、体まで洗われちゃった犬が一頭・・・
何でしょう、この楽しそうな顔(笑)
明日から気合入れるぞ~。
(3日目)
いよいよ開幕。
ですが、この日はトレーニングデーといって本番リングを使って練習ができる貴重な日。
各国の持ち時間がきっちり割り当てられています。
まずは会場に到着すると、チームジャパンが一番乗り。
国旗を飾り基地が完成~、がぜん気分が盛り上がってきました。
いつの間にか他の代表チームのベンチも色とりどりの国旗がはためいていました。
やっと国の代表としてきたんだなぁと実感(遅っ!)気が引き締まります。
控え室にも、ほぼ本番リングと同じリハーサルリングがあり、ちょこっと練習。
各国のトレーニング時間が終わると、全選手が入場して開会式が始まります。
犬たちも代表ユニフォームに着替えて、和柄の凛々しい姿に!
あ~もう涙出そう(笑)
いよいよジャパンがコールされ入場です。
会場全体が極東からわざわざ来たチームジャパンに大きな声援を送ってくれます。
あっちを見てもこっちを見ても、いろんな世界の大会の上位にはいるハンドラーさんがいっぱい。
完全におのぼりさん状態でキョロキョロ(笑)
そして開会式も終盤に差し掛かると、あの長いやつが登場!!!
一度は生で音を聞いて見たかったアルペンホルン。意外と繊細な美しい音色でした~。
なぜか一人で盛り上がって、ホルンと記念撮影(笑)
お父ちゃん、何やってんすか?なコテツ。
最後の退場時に各国の国旗を立てて、閉会まで飾ります。
なんだかまだ夢のような気分で、開会式は終了しましたー。
(4日目)
いよいよ競技開始。
この日はHTM部門です。
チームジャパンHTMのみんなの応援に専念!
メンバーは、
菅沼シュンクン
松本クラウン
鈴木ウォッカ
清國オリオン
畑チャップ
なんでしょう、自分が出るより何倍も緊張する!!
一人づつがリングインして踊り終わるまで、ドキドキが止まりません~。
そしてみんな実力を出し切った素晴らしい演技。
最後にHTMチームでのセレモニーが行われました。
出場者全員の名前が読み上げられ、賞状が授与されます。
犬たちの頑張りにもうなんだか涙腺がゆるんでしまいました。
応援に必死すぎて写真が少なくてすみません!
さぁいよいよ明日はフリースタイル!
行けますか?コテツ君?
何が~?
(5日目)
さぁさぁ、フリースタイル部門の日が遂にやってまいりました~~~!
フリースタイルのメンバーは、
五井美羽
吉田ニナ
坂本ジュエル
伊藤コテツ
宮越エルフィ
ヨーロッパ各国に引けを取らないオリジナリティー溢れるルーティンを堂々と披露していきます。
そ、そして我々の出番が・・・
不思議な事に昨日のHTMの応援の時より、ドキドキは少なくて、意外と冷静に演技に臨めました。
と思ったのも束の間、スタート直後に「ワンワンワンワン!」コテツの大絶叫~(笑)
もうあとはあんまり記憶にありませーん。で、こちらが直後のとにかくやりきった笑顔!
結果は振るわず、チームの力になれず悔しい思いがありましたが、やれる事はやった満足感もありました。
とにかく、コテツと一緒に夢の舞台に立てたことが楽しかった!
「サムライドッグ」と大勢の人に声をかけてもらって、素直に嬉しかったです!
全演技終了後はフリースタイルのセレモニー!
(6日目)
大会最終日は、HTM、Freestyle、それぞれ上位10組がもう一度演技して競うファイナルです!
この日ばかりは、ただのドッグダンスファンに戻って、キャーキャーワーワー観戦です。
いやー、すんばらしい演技の数々にのめり込んでしまいました。
ここから全ての動画が見れますので、ぜひお気に入りのルーティンを見つけてみてください。
https://results.sporting-dog.eu/dance_event/result/9/score/4
ファイナルの後は閉会式。
全出場者が再び入場し、盛大なセレモニーが行われました。
コテツももちろん一緒に。
チームジャパンの最高位は、
HTM 菅沼シュンクン 18位
Freestyle 吉田ニナ 12位
もう少しでファイナル進出。大大大健闘でした!
Freestyleでは、国別の順位が8位とこちらも大健闘。
兎にも角にも、持てる力を出し切ったチームジャパン。
そりゃぁ打ち上げもしたくなります!
イェーイ!
こんな感じで夜も更けていきました~(笑)
(7日目)
そして最終日。
チューリッヒから飛行機に乗る前に、検疫書類にお役所の公印を押してもらう必要があるということで、早朝ベルンという街へ。
ベルンは中世の街並みもそのままに、とても美しい街でした。
この素敵な建物がお役所!
ベルン大聖堂
見下ろす川の流れ
犬のウ○コ踏んだ(笑)
無事に公印ももらいプチ観光気分の後は、また12時間のフライトです。
機内はぐったり深い眠りについて、帰りはあっという間でした~。
家に帰って夕飯には、現地で食べる暇のなかったチーズフォンデュを。
(帰り際、急いで現地のスーパーで購入)
白ワインが入っているので、コテツは食べれません~(笑)
以上、レポートでした!
しばらくは、ゆっくり休養しようね~。ご苦労様。
・・・と、思っていたら帰国翌日にビッグニュースが飛び込んで来ました。
OEC渡航前にダメ元でエントリーしてみた、イギリスの「Crufts」からメールが1通。
2019年3月9日に行われるCruftsフリースタイルインターナショナルクラスに、日本の代表として出場してOKとの文字が!!!!
あの100年を超える歴史がある「Crufts」に出れる???
去年は平井ルツカさんが日本代表として優勝したあの「Cruftsインターナショナル」に!
Heelwork to Music - Freestyle International Winner | Crufts 2018
なんと、コテツともう一度国際的な舞台でサムライする機会を与えてもらいました!
や、やばいー。どうすればいいかよくわからないまま数時間が経ち(笑)
そして沸々と湧き上がってくるのは、Cruftsは「楽しかった!」で終わりたくないという思い。
さぁあと数ヶ月、できる事を全てやって臨みたいと思います。
とか言って、また終わって「楽しかったでーす。」とか言ってるかもしれませんが(笑)
また色々詳細がわかって来たらご報告します~。