"SAMURAI DOG" The Road to Crufts 2019 #1
"サムライドッグ" 〜Crufts2019 への道〜 第1回
はい、という事で前回のブログでのビックリニュース。
テツロウ&コテツチームで、あの「Crufts2019」のインターナショナルフリースタイルコンペティションに出場できることになりました!ワァ〜ドンドンパフパフ♪
3月に行われる「Crufts2019」までの道のりを、綴って参りたく候。
とりあえず第1回なので、お辞儀 m(__)m
まず「Crufts」とは、1891年に始まった125年以上の歴史のある世界最大のドッグショーなのです。
コチラがその歴史を紹介する動画。
Celebrating Crufts 125th Anniversary with Peter Purves
Cruftsインターナショナルフリースタイルコンペティションとは、世界11カ国から各国1名のみ出場ができる大会です。
こんなスゴイ雰囲気!!!
Heelwork to Music - Freestyle International Competition Part 1 | Crufts 2018
今回出場が決まるまでの経緯を少々お話しますと・・・
出場するための条件は、
1、先着11カ国の申し込み。
2、同国から複数の申し込みがあった場合はCruftsが1名を選出する。
というもの。
OEC日本代表に選んで頂いた今回、コテツも8歳、この機会が最後になると思い一か八かエントリーしてみることに。先日のOECスイス大会に出発する前にエントリー募集が始まったので、急いでエントリー書類をイギリスに送付して出発。
スイスから帰ってくると、Cruftsから一通のメールが届いていておりました。
「 I can confirm you are officially entered to represent Japan.」
っこ、これは!グーグル先生に翻訳していただくと、
「日本を代表して正式に入国したことを確認できます。」
ん〜出場できるってことでしょう、多分!
選出してもらえた理由などは一切分かりませんが、日本らしいルーティンであると認めてもらえたんじゃないかと勝手に考えています(笑)
ただ、決まってからというもの、その重圧たるや・・・
日本の代表として自分とコテツが!
あのCruftsの舞台で!
夜も眠れない・・・ことはないんですが、考えると手に汗ジットリ。
な毎日です。
(彼はつゆ知らず・・)
さぁそんな事言っても言わなくても、あとたったの4ヶ月。
できる事をするしかない〜〜〜〜。
課題は山積みですがまずは第一にこちら。
《Cruftsへの課題① 》
コテツに吠えないで踊っていただく!
OECでも「吠えさえなければ・・・」といろんなフリースタイラーの方にも言って頂けたのを究極のプラス思考で「吠えなきゃイイ線いってる!」と受け取りました(笑)
この問題はコテツが2歳でコンペデビューして以来、6年間格闘している問題でもあります。が、まだ何かできることがあるはず!!
あと4ヶ月、吠えないために、まだやっていない事を探っていきたいと思います。
ここ数年、競技会前にはメンタルを整える事を重視して、吠えずに踊れる結果が伴ってきていたんですが、初の海外OECの舞台では全く通用せず、激吠え〜でした(汗)
もう一度吠えについて考えてみます。
《コテツの吠えの原因は?》
1、素早く動くことによる興奮
2、体の動かしにくさによるフラストレーション
3、出された指示に対しての自信のなさからくるストレス
4、環境によるストレス(興奮も含む)
5、ハンドラー自身のメンタルの影響
6、犬自身が1〜5の影響を受ける事で総合的にメンタルの余裕が無くなるから
主にこんな所だと分析していますが、実は上記の1〜3についてはある程度克服できている自信がありました。時間をかけて以下のような対策を取ってきました。
1に対して)インパルスコントロールをかけてから動かし、少しでも吠えが出たらトレーニングを中断してタイムアウトする。
2に対して)関節の可動をよくするエクササイズを増やし、加齢から負担の大きいムーブを減らす。
3に対して)振り付けを見せつつ、部分的な繰り返しのオーバートレーニングで自信を持たせる。
また、4〜6については、落ち着かせるエクササイズをしたり、会場での馴致を時間をかけて行い、何度も出場しているコンペ会場の環境(Woofなど)では影響を受けにくくなっている実感もありました。
が、しかし!
OECの本番は見事に吠えてしまいました〜 (>_<)
ということは、あの初めての環境下(観客が欧米ノリで超盛り上がってる!)での4〜6の影響がやはり大きいのでは?
《今から取り組める事は?》
とにかくコテツとワタクシの更なるメンタルトレーニグ!!!!
・「Crufts」ばりの環境を想定して、いろんな局面でトライ。
・メンタルを安定させるあれやこれや、まだ手を出してないものにもトライ。
という事で、いろんなファンマッチやコンペにお邪魔して行く予定です。
みなさん、その場に居合わせたら、ぜひ「欧米的な」スタンディングオベーションや掛け声などで迎えて頂き、メンタルトレーニングに力を貸してください〜!
あとは、編笠やめてこっちにしようかなぁ・・・
第2回に続く。
To be continued.